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前回のブログから内容は続きますが、
ここ数年日本の家は、建築基準法の規制により、換気を頻繁に行う住宅を建てること、
換気扇による強制換気を義務付けれています。
しかしこれでは、せっかく温めたり冷やしたりした室内の熱が逃げてしまい、
熱効率が悪いこと極まりません。
理想的には、気密性の高い現代の住宅は、
化学物質を極力含まない安全な建材でつくるべきです。

さらには、それら安全な建材が、室内の空気に含まれる有害物質や
余分な湿気を吸着してくれたら申し分ありません。

そんな理想的な建材として開発されたのが「モイス」です。

モイスは、セラミックスであるケイ酸カルシウム水和物(トバモライト結晶)の
基材に粘土鉱物であるバーミキュライトを加えてつくった強度のある構造用面材で、
そのまま内装に使える仕上げ材でもあります。

比表面積の大きいトバモライトと
層状構造のバーミキュライトが湿気を吸ったり吐いたりするため、
モイスを使うことによって湿度が適度に保てます。

また、バーミキュライトはホルムアルデヒドなどの
揮発性有害物質を吸着する機能をもっているので、
シックハウス症候群対策にも効果が期待できます。
さらにモイスは天然素材で構成されているため、
有害な有機物質などは含まれません。

また、無機材料のため防火性に優れ、カビが繁殖するための養分がありません。
アルカリ性の基材がカビを寄せ付けず、防カビ性に優れています。

そして最終的に解体、廃材となる場合にもモイスを砕いて土に混合すると、
石灰・シリカは植物のミネラル肥料となり、
バーミキュライトは土壌中で有機肥料保持剤となりながら風化、微粉化して、
いずれは土に還ります。地球に優しいエコマテリアルなのです。

このモイスをタカノホームでは全てのエアパスの家に構造用面材として使い、
一般的な木造在来工法の住宅の約2・5倍の耐震強度を備えるに至っています。
以前は構造用面材、いわゆる耐力壁としてMDF(古紙を糊で固めたもの)を
使っていたのですが、
MDFはリサイクルがほとんど不可能なうえ、廃棄にも問題があります。

タカノホームは、このようなモイスの魅力を感じ、将来は土に還すことができる
鉱物素材のモイスに、耐力壁を全て切り替えました。
1つ1つの素材にタカノホームはこだわっています。

鷹野 耕治

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代表取締役社長 鷹野耕治
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