あれから28年・・・・・花物語

いいでしょう(^○^)/。
「桧原桜前」バス停、いつか写メしようと思いつついつも横目でちらっと見て通過していました・・・ここの公園は桜がとても綺麗で花の時期がとても楽しみなんですが、この粋な標識を調べようとPCを開いたらとても素敵な物語に出会いました。
昭和59年3月の事、この公園内の旧道はとても狭いため道路拡張工事を行うことになったそうです。そして桜の伐採が始められましたが、
桜を惜しむ人が桜の木に命乞いの短歌を枝に吊るしたそうです。
「花あわれ せめては あと二旬(20日)ついの開花を 許し給え」
この歌に返歌を枝に吊るして返した人がいたそうです。
『花惜しむ 大和心のうるわしやとわに匂わん 花の心は』
その人は・・・当時の進藤一馬福岡市長だそうです・・粋ですね。
道路拡幅工事は一部変更、生き残った桜が今も爛漫と咲き続けて今日に至っているそうです。現在は市や周辺の人達で環境がたもたれ、花問答の歌碑もあります。
なんと檜原桜の『花守り物語』は小学1年・6年生と中学生の道徳の副読本にも取り上げられていて、有名な団伊玖磨の随筆「パイプの煙」にも記載されているそうです。28年前にこんな物語があったとは・・・・今年も花は満開でした。
私のマンションの隣に立派な大きい桜の木が昨年まであって毎年風情豊かに楽しませてくれていました。花の時期はベランダまで桜の花吹雪が、確かにセミの鳴き声もけっこううるさいものでしたが、今は安売りスーパーが建って御惣菜を作る油と調理のにおいが充満するようになりましたヾ(。`Д´。)
結構な樹齢の桜の木だったのですが、立派な桜の木にチェーンソーを入れるってどんな気持ちだったのかなとこの物語を知って思っています。
通りすがりで素敵なバス停標識って思っただけでしたが、こんな物語があったとは・・・ちょっと得した気分です 〜(*^-゚)vィェィ♪
塚本 敏彦