インパクト

階段状の舞台が、それだけでどのように展開していくんだろう・・? 民衆の移動が、観ている方の心をも摑んで、引き込まれて行きました。
シースルーの使い方も、その背後に見える人のシルエットまでも、計算されているのだろうか?
と感心し、階段の最上部のセットの早代わりなど、まさしくインパクト大の舞台に、やはり実物を見たかった・・と悔やまれてなりませんでした。
今日、マンションの工事で、お客様が、
「この壁を取っただけで、気持ちが晴れやかになりました!!」と、笑顔で話されました。
ちょっとした事だからこそ、インパクトも大きかったのでしょうか・・確かに、部屋はリビングとして、2室→1室の開放的な空間で、太陽の日差しが燦々と降り注いでいました。
帰りの車の中で、先日見たあの舞台が蘇り、世界の蜷川といわれたる所以を、痛切に感じた「コリオレイナス」でした。 黒瀬