皆さん二輪はすきですか?シリーズです。
前回の予告通り、パンク修理の第二弾です。
タイヤの構造って結構複雑で今回も多くのことを学びました。
今回の焦点は「ビード上げ」です。
これまで深く考えたことはなかったですが
タイヤとホイールっネジとかで固定されてませんよね。
あれだけ高速で回転しているのにお互いがずれない...
そのためにタイヤの内周にあるビードという部分が
ホイールの外周にぴったりと密着していることが大切です。
このビード上げ、単純に空気を入れていっても
なかなか上がってくれません。
タイヤとホイールの中心、横から見ても縦から見ても
合っていないとダメですし、肝心のビードに亀裂が入っていたり
古いタイヤで固くなってたりしてもダメです。
そして、一番のコツはどれだけホイールと接触した時に
滑ってくれるか、です。
もちろん、作業後は滑らない方がいいので、オイルとか
塗るのは厳禁!
専用のビードワックスか、中性洗剤の薄め液が最適です。
どちらも乾くとヌルヌルがなくなって滑らなくなります。
今回、ビードワックスを購入せずにトライしていたので
全然うまくいきませんでした。
で、後でご紹介しますが禁断の方法を試してしまったのですが...
それでもうまくいきませんでした。
結局、ビードワックスを購入して塗り塗り、
内心「これだけでうまくいくはずないよなぁ」と思いながら
空気を入れると、、、
”ボンッ!ボンッ!”
ネットで予習していた時に聞いたビードが上がった瞬間の音!
2回鳴ったということは左右どちらもきちんと上がった証拠です。
今までの苦労が嘘だったようにあっさりと終了。
(わかりづらいですが、タイヤとホイールが密着しています。
工具で傷ついたホイールの塗装を気持ち補修)
今回思ったこと。
--やはり基本が大事!
裏技はデメリットありだから極力使わないーー
です。
王道の方法とは、一番成功実績もあるし、その後のトラブルも少ないから
推奨されているという良い例でした。
その、裏技とは、、、
「爆発ビード上げ」です。
響きだけでも派手ですね。
写真も動画を取らなかったのでご興味ある方は
検索してみて下さい。
やり方は、
1.ホイールとタイヤの隙間に揮発性・可燃性の高いガスを充てん、
2.可燃性の高いスプレーで導火線を作り
3.ライターで火をつける
4.内部のガスに引火すると爆発
5.爆発で膨張した空気の勢いでビードが上がる
という極めて危険な荒技。
3回ほどトライしましたが、結局ガスに引火せずに
導火線に火がついただけで終わってしまいましたが。
爆発しなかった原因はいくつか考えられますが
おそらくビビッて導火線としてのスプレーが
中まで届いていなかったのだと思います。
作業中、タイヤについた火をを足蹴にして消しているところを
お向かいの奥さんに見られて驚かせてしまいました。
ごめんなさい。
ということで、無事にタイヤ交換終了しました!
...喜んだのも束の間、この1週間後くらいに
またエンジンが動かなくなってしまった鉄馬。
私にブログネタを提供する使命に燃えているとしか思えません。
そろそろ修理ネタは終わりにしたいのですが、、、
次回もお楽しみに!