不動産会社の仲介で中古住宅を購入し、リフォーム会社や工務店に内装工事を依頼する―。
一般的な中古住宅リフォームの流れはそのように考えられています。
しかし、タカノでは≪大規模なリノベーションを考えているのなら、まず建築会社を決めてから物件を探すこと≫をお勧めしています。そうでないと、お客様の思い通りのリノベーションにならない場合が多いからです。なぜそういうことが言えるのか、例を挙げてご説明しましょう。
1000万円かけてリノベーションをしようとはりきっていたA子さん。ところが購入した物件が雨漏りすることが後からわかり、その補修に200万円という費用がかかってしまいました。そのせいでA子さんのリノベーション計画は、縮小せざるを得なくなりました・・・。
物件の価格に補修費も含めたトータルコストがわかれば、A子さんのような失敗は回避できるはず。タカノの場合は、お客様のご希望に近い中古物件が出た場合にはまず『住宅診断』を行います。『住宅診断』によって補修にかかる費用が概算でき、その費用を含めた住宅購入費が予算内に収まっていれば、リノベーション費用を削らなくて済みます。
探していたエリアに物件が出たため、「誰かに取られる前に」と急いで購入を決めたB男さん。ところがその家はツーバイフォー工法で建てられており、柱や梁ではなく壁で支える構造であるため、壁を抜くなどの大規模な改築ができないことがわかりました。
不動産会社はあくまで現状のままの土地と建物を売るのが仕事。買った後、建物をどうするかは買主が決めることで、リノベーションしにくい物件だったとしても責任は問われません。建築会社を通し、リノベーションすることを前提に物件を探すことで、B男さんのような失敗は避けることができます。
中古物件を購入し、リノベーションのためのローンを組もうと思ったC彦さん。すでに住宅ローンの借り入れをしているため、そこに組み入れたかったのですが審査で不可とされてしまいました。仕方なく無担保のリフォームローンを借り入れることにしましたが、返済期間が短く、金利も高いため、住宅ローンと併せて返済するのはかなり負担です・・・。
リノベーション費用も含めて住宅ローンで借入れができれば、返済期間も長く、金利も低くなります。そのためには購入当初から、リノベを念頭に置いた資金計画を立てておくことが大切です。タカノでは物件探しと同時に資金計画をスタートさせます。物件購入費用とリノベ費用を一括で申し込める住宅ローンは少ないので、プロのアドバイスを上手に利用してください。
思い通りにリノベーションしたいと中古住宅を購入したD美さん。引き渡しも済み、ローンの支払いも始まったのに、リフォーム会社にイメージが伝わらず、なかなか着工できません。でもせっかくの大規模リノベだから妥協はしたくない!D美さんは家賃とローンの二重払いに耐える毎日です・・・。
物件の価格に補修費も含めたトータルコストがわかれば、A子さんのような失敗は回避できるはず。タカノの場合は、お客様のご希望に近い中古物件が出た場合にはまず『住宅診断』を行います。『住宅診断』によって補修にかかる費用が概算でき、その費用を含めた住宅購入費が予算内に収まっていれば、リノベーション費用を削らなくて済みます。
上に挙げた4つの失敗例に共通しているのは、“物件の購入とリノベーションをそれぞれ別の会社に依頼したために、問題を抱えてしまった”ということです。
そこから導き出される結論は、不動産会社と建築会社、2つの機能を併せ持った会社であれば、失敗する確率はぐんと低くなるということ。希望通りのリノベーションを実現するには、不動産に強いだけでも、建築に強いだけでもダメで、両方の分野にまたがる知識と経験が必要なのです。リノベーションを家づくりの選択肢に加えたいとお考えの方は、ぜひ建築に対する高い志と、不動産会社のノウハウを併せ持った会社を選ばれることをお勧めします
もちろん、タカノホームもそんな会社のひとつです。私たちは不動産会社から出発し、注文住宅の分野で実績を積んできました。そしてその経験の中から、『中古住宅×リノベ』という発想が生まれました。
不動産の世界では、築20年以上経った家には資産価値はなくなってしまいますが、建築的な視点で見ると、リノベーションによって十分快適に住むことができる住宅はたくさんあります。まだまだ住める中古住宅を素敵によみがえらせ、多くの方に自分らしい暮らしを手に入れていただくことが、私たちの願い。タカノホームをパートナーとして選んでくださることを目標に、ますます精進していきたいと思います。